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難聴とはなんだろう?

難聴とは?

難聴とは「聞こえにくい状態」です。体質によるものの他、原因疾患が存在するもの、外傷によるものなど症状や原因が多岐にわたるのが特徴です。加齢による耳の聞こえにくさももちろん難聴の1つです。

日本は高齢化が進んでいる影響もあり、難聴の患者数は年々増加しています。厚生労働省による調査結果によると、1987~1990年頃は年間6万人程度だった患者数が、2014年には10万人を超えてきています。

近年の医療の発達により、中耳炎などの疾患により難聴を引き起こす症例は減少してきました。しかしスマートフォンやポータブルオーディオ機器の普及したことで、大音量の音をイヤホンで長時間聴くことによる聴力低下が増加しています。

またストレスなどの心理的要因が関与していると考えているものの、原因が特定されていない突発性難聴(突然聴力が急激に低下すること)を発症する割合も増加傾向にあります。突発性難聴の治療を受けている人は35000人を超えると推定されています。

音が聞こえるのは耳の働きによるのですが、耳の多くの器官が連携して初めて音を聞くことができます。耳は外耳・中耳・内耳の3部分から構成されており、耳介(耳たぶ)~鼓膜までが外耳で音を集める働きをします。

鼓膜から耳小骨までが中耳で音の振動を増幅します。それより奥が内耳で音の振動を電気信号に変えます。耳介が空気の振動を集め、鼓膜がその空気の振動をキャッチし、耳小骨が振動を増幅します。

蝸牛と呼ばれる部分の中にあるリンパ液が耳小骨による振動で振るえ、有毛細胞がリンパ液の振動による刺激を受け、刺激を電気信号に変換します。電気信号は蝸牛の中に存在する神経(蝸牛神経)を通り脳に伝えられ、音が聞こえます。

この音が伝わる過程のいずれかにおいて障害が発生すると、難聴が引き起こされます。