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難聴の日常生活への影響は?

日常生活への影響

難聴になると、日常生活に大きく影響し、QOL(クオリティーオブライフ・生活の質)の著しい低下が認められます。

まず、耳から情報が入ってこなくなります。そして「電話」というツールが使えなくなります。情報を自分から伝えることも難しくなります。そして、早い会話についていけなくなり、おとなしい人と思われたり、無視したと誤解されたりと、コミュニケーションがうまくいかなくなります。

例えば、耳からの情報が入ってこないということは、電車内のアナウンスが聞き取れません。もし事故などで電車が止まったときでも、どうして止まったのか分からず不安が募ります。災害時の避難所や町内アナウンスも聞き取れず、災害時の対応が後手に回る可能性が高くなります。

実際に地震や土砂災害などの災害時の避難所生活においては、情報の伝達はほとんど声で行われます。非常時には紙にプリントすることもできませんし、メールも使えませんので、致し方ないことではありますが、配給などの生命に関わる情報が難聴の方には伝わらなかったという報告が挙げられています。

背後から近づいてくる車の音もわかりませんので、危険察知能力が低下し、事故に合いやすくなる危険性が高まります。

その他、病院での待合室の呼び出しも聞き取ることが困難です。最近は番号で呼ばれ、呼び出し時には番号が掲示板に表示されるところも増えてきましたが、まだまだ数は多くありません。またドライブスルーでの注文も難しくなります。

電話というツールが使えないということは、110番・119番通報が使えません。エレベータの中での非常通報ボタンも使えません。クレジットカードを紛失したときのカード会社への電話連絡もできません。

このように耳が聞こえる状態であれば、意識することなく行えていた行動に支障が出るようになります。自分に自信がなくなり、聴こえなくなる不安からうつ状態に陥る人も少なくありません。ですので、難聴になった場合には早期治療を、そして日常から難聴にならないよう対策をとっていくことが大切です。